第54回 「戴帽式」

令和8年9月12日(土)、朝夕に吹く秋風が、夏の余韻をそっと包み込むこの日、第54回「戴帽式」が行われました。当日は1年生も受付や会場案内などの運営補助を担当しました。緊張感のある式典にするためにも、一人ひとりが責任を持って役割を果たし、先輩たちの晴れの日を陰ながら支えていました。

戴帽式は、白衣とナースキャップを身にまとい、専門職としての自覚と責任を胸に刻む大切な節目の式典です。学生たちが医療人としての第一歩を踏み出す瞬間を学院全体で見守りました。式典では、キャンドルの小さな灯がひとつ、またひとつとともされ、会場は静かで温かな光に包まれました。その中で学生たちは凛とした姿で「誓いの詞」を述べ、これまでの学びを胸に刻みながら、医療人として歩む決意を言葉にしました。その姿は、会場にいるすべての人の心に深く残り、静かな感動が広がりました。

また、新型コロナウイルス感染症の影響により、数年間歌唱を控えていた「奉仕の歌」の合唱も復活しました。厳粛な雰囲気の中で響く歌声には、医療人として誠実に向き合う姿勢が表れ、学生たちの「心の軸」を確かめる時間となりました。

今回の戴帽式が、これから始まる臨地・臨床実習の日々、そして出会う患者さんや医療スタッフとの関わりの中で、学生たちを支える大切な原点となることを願っています。